静岡 富士山本宮浅間大社
 
浅間神社の総本宮。

・社記では富士山が噴火したとき、浅間大神を祀り鎮めた。
それが創建、第11代垂仁天皇3年(紀元前27)

・大同元年(806) 坂上田村麻呂により、現在地に遷座。

・日常的に参拝できる本宮社殿と、神体山の富士山の頂上には奥宮が鎮座。

・社家は富士氏。

・古くより朝廷・武家から篤い尊崇を受ける。

・御祭神

主祭神
・木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ)
イザナギとイザナミの間に生まれた大山祇神(オオヤマツミ)の娘。

配神
・瓊々杵尊(ニニギ)
・大山祇神

・大山祇神の娘にはイワナガ姫と木花咲耶姫がいる。
ニニギが結婚する際、大山祇神は、
「イワナガ姫を妻にすれば、命は岩のように永遠のものとなる。
木花咲耶姫を妻にすれば、木の花が咲くように繁栄する」
という意味で、ニニギに対して、イワナガ姫と木花咲耶姫
両方と結婚するように言った。しかし、ニニギは醜い容姿の
イワナガ姫を送り返して、美しい木花咲耶姫とだけ結婚した。
しかしイワナガ姫は醜いが永命。木花咲耶姫は美しいが短命。
これによって、子孫である天皇の寿命が短くなったといわれる。

また木花咲耶姫はニニギと結婚して子供ができた際、
ニニギに自分の子ではないと疑われ、その疑いを晴らすため
木花咲耶姫は産屋に火をつけて、その中で子を生んだ。
その子供は、ホオリ(猟師)、ホデリ(漁師)、ホスセリ。

ホデリは海で魚を猟って暮らしていた。
ある日、狩をして暮らしていた弟のホオリと道具を交換した。
しかしホオリは釣り針を海の中になくしてしまった。
それでホデリはホオリのことを許さず、責めた。

ホオリが泣いていると、塩土老翁(シオツチノカミ)がやってきて、ホオリが事情を話すと
塩土老翁は船を作って、ホオリを乗せて、綿津見神の宮殿に行くように言った。
ホオリは宮殿に行き、そこで出会った豊玉姫はホオリに一目ぼれした。
豊玉姫の親である綿津見神はホオリがニニギの子と言って、結婚させた。

しばらくしてホオリは、自分がきた理由を思い出して
綿津見神に事情を話して、針を見つけた。それと復讐の方法と呪具も授かった。

その針と、復讐の方法、呪具を持って帰ってきたホオリによって
ホデリは苦しめられ、ホオリに服従した。

これは、隼人の服従を語るものだと言われる。 隼人とは古代日本、九州南部に移住した人々。

ホオリが豊玉姫と結婚したときに生まれたのがウガヤフキアエズ。
ウガヤフキアエズと、玉依姫(豊玉姫の妹)が結婚して生まれたのが初代天皇、神武天皇。
 
 
これは富士山近くの道の駅から撮った写真。
私が富士山を生で見るのはこれが最初で、感動。思わず手を合わせて拝みました。
 
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